二階建ては防音性に難がある?

コスト面でのメリットから、二階建ての二世帯住宅について積極的に検討した場合に、注意しなければならないのが防音性に関わる問題です。この問題を見落としたまま建物を完成させてしまうと、いざ二世帯住宅での生活がスタートした後に、非常に大きな悩みを抱えることになってしまいます。

2階建ての住宅二世帯住宅を二階建てで建築しようと思った場合、両者のプライベートスペースは、階段によって区切られるケースがほとんどです。一階を親世代が使い、二階を子世代が使用するケースも多いのですが、お互いの音が筒抜けになってしまうというリスクがあります。

たとえば、親世代のもとにお客様がやってきて、その話声が二階にまで伝わってくることが考えられます。また二階で子世代が子供を叱責している際に、その声が一階の親世代のもとにも聞こえてしまう可能性もあるでしょう。会話以外にも、テレビの音や音楽の音など、生活の中で発生する音は決して少なくありません。そしてこれらの音は、自分にとって心地よいものであっても、他者にとっても同様であるとは限らないという特徴があります。

二世帯住宅で伝わる音に悩み、音楽やテレビを楽しむ際にヘッドフォンを使う方も少なくありませんが、常にヘッドフォンが欠かせない環境というのは、決して快適なものではありません。こうした悩みが発生し得るということを頭に入れた上で、建築前に相応の対策を練っておくのがベストです。

二階建ての上下で親世代と子世代の生活スペースを分けるのであれば、一階の天井部分の防音性能は高めておいて損はないでしょう。多少コストはかかりますが、快適に生活するための必要経費と割り切ってください。

またもう一つ有効なのが、専用の扉で階段を区切るという方法です。吹き抜けになっている階段部分を、扉でふさぐことができれば、両方の音はかなり伝わりにくくなるでしょう。また親世代と子世代、それぞれのメイン生活スペースと階段との位置関係に工夫するのもおすすめの方法です。

二世帯住宅の建築に慣れている工務店を選択すれば、こうしたお悩みにも真摯な姿勢で寄り添ってくれることでしょう。また過去の施工実績の中から、防音性能を高めるためのおすすめ工事を提案してくれる可能性もあります。

お互いの音や会話の内容が筒抜けになってしまう生活は、想像以上のストレスを強いられるものです。自分らしくのびのびと過ごせる自宅を作るためにも、防音性能について、ぜひ意識してみてください。